化石の夢

読書

『永遠の森 博物館惑星』 感想

永遠の森 博物館惑星 作者:菅 浩江 早川書房 Amazon この本は未来の話、地球の衛星軌道上に作られた巨大博物館<アフロディーテ>で起きる事件や出来事を総合管理職の主人公の目線から見た九つの連作短編からなる物語だ。 その内容は音楽が聞こえてくる絵画…

『科学者はなぜ神を信じるのか』 感想

科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス) 作者:三田一郎 講談社 Amazon 科学者でありながらカトリック教会の助祭として神に使える身である作者が、科学者と神との関係について記した本。 主に取り扱ってる科学者は物理…

『われはロボット』 感想

われはロボット〔決定版〕 作者:アイザック アシモフ 早川書房 Amazon 今回読んだ本は、アイザック・アシモフの書いた『われはロボット』。 ロボットものの金字塔と呼ばれているのもあり、興味はあったのだが、しばらく積みっぱなしになっていた。 というか…

『精神の星座 内宇宙飛行士の迷走録』 感想

精神の星座 (内宇宙飛行士の迷走録) 作者:蛭川立 サンガ Amazon 今回読んだ本は蛭川立さんの書いた、自伝的エッセイ『精神の星座 内宇宙飛行士の迷走録』だ。 前に同じ作者の『彼岸の時間』を読んで面白かったので、この本にも手を出してみた。 自分はそもそ…

『宇宙のはじまり』 感想

宇宙のはじまり (イースト新書Q) 作者:多田 将 イースト・プレス Amazon 宇宙の始まりはビッグバンであることは、すでに知っている。この本ではどこまで深く宇宙の始まりについて書かれているかが気になり読んでみた。 まず、この本には独特の比喩がよく出て…

『電波大戦』感想

電波大戦 作者:本田 透 太田出版 Amazon 作者の本田透氏が前作『電波男』が売れてしまった結果、有名になった副作用で女性の人やファンに言い寄られる可能性に直面し、その護身として、4人の師匠に護身術の手ほどきをしてもらおうという本。そもそも、作者…

『殺戮にいたる病』感想

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 作者:我孫子武丸 発売日: 2017/11/10 メディア: Kindle版 [あらすじ] 東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルキラーが出現した。くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人…

『救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由2』感想

救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由2 (講談社ラノベ文庫) 作者:有丈ほえる 発売日: 2018/11/30 メディア: Kindle版 [内容] 人間の生き残りとの死闘を乗り越えた、人造人間のリュトと考古学者のニナ、アイル。戦いの末に、世界中から地表を厚く覆…

『千年震災』感想

千年震災 作者:都司嘉宣 発売日: 2011/05/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) [内容] 巨大地震は繰り返す。これだけでは終わらない。来るべき首都直下地震、東海地震、南海地震に備えるため、NHKでおなじみ「津波と歴史地震学」研究の第一人者が「1000年に…

『十角館の殺人』 感想

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) 作者:綾辻行人 発売日: 2013/04/19 メディア: Kindle版 [あらすじ] 半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けて…

『涼宮ハルヒの消失』 感想

涼宮ハルヒの消失 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫) 作者:谷川 流 発売日: 2012/09/01 メディア: Kindle版 [あらすじ] 「涼宮ハルヒ?それ誰?」って、国木田よ、そう思いたくなる気持ちは解らんでもないが、そんなに真顔で言うことはないだろう。…

『太古の光景 先史世界の初期絵画表現』 感想

太古の光景―先史世界の初期絵画表現 作者:マーティン・J.S. ラドウィック 出版社/メーカー: 新評論 発売日: 2009/07 メディア: 大型本 【内容】 「人間が存在しない時代の光景」はいかに描かれてきたか。19世紀に誕生した「太古の光景」という表現のジャンル…

『NHKにようこそ』 感想

NHKにようこそ! (角川文庫) 作者:滝本 竜彦 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2005/05/22 メディア: 文庫 【あらすじ】 ウワサのノンストップひきこもりアクション小説、登場!ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づいてしまった。人々をひきこもりの道へと誘惑…

『化石の意味』感想  古生物学の歴史

化石の意味―― 古生物学史挿話 作者:マーティン・J・S・ラドウィック 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2013/09/14 メディア: 単行本 【内容紹介】 古来、人々は化石をどのようなものと捉えてきたか。16世紀のゲスナーから19世紀末のマーシュまで、豊富な…

『救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由』 感想

救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由 (講談社ラノベ文庫) 作者: 有丈ほえる 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/11/02 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 【あらすじ】 天空から飛来した侵略者・アルデヒトにより、人間の大地は蹂…

『ラン・オーバー』 感想

ラン・オーバー (講談社ラノベ文庫) 作者: 稲庭淳 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/07/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 【あらすじ】 湊里香が転校してきてから、クラスは一変する。いじめのターゲットにされても動じない彼女はある…

「種の起源」感想

種の起源(上) (光文社古典新訳文庫) 作者: ダーウィン 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 種の起源〈下〉 (光文社古典新訳文庫) 作者: チャールズダーウィン,Charles Darwin,渡辺政隆 出…